木造3階建ての集合住宅です。
クライアントから何か特徴のある物件にしたいとのご要望があり、入居者が共同で使えるラウンジを計画することにしました。
このラウンジは予約することで入居者が自由に使うことが出来、入居者同士のコミュニケーションの場としてのパーティーやミーティング、入居者が個人的に使うことも出来ます。
バーカウンター、キッチン、大型プロジェクター、ソファーを備えているので、色んな催しに対応することが可能です。
この入居者同士の繋がりはこの建物の防犯性も高めてくれます。
もう一つ特徴として各住戸にはテーブルと椅子が置ける広めのバルコニーを計画してあります。
各バルコニーは抜けの空間につながっている為、光が差し、風が抜ける心地よい空間になっています。
建物のレンタブル比を追求するのではなく、各住戸の居住性を追求し、建物一棟としての価値を上げる。それは各住戸の家賃を上げ、入居者の長期入居に繋がります。
賃貸物件が飽和状態にあり、建物にしっかりとしたコンセプトを付け、魅力ある物件にすることが求められている傾向の中、有効な一つの方向性をご提示出来たのではないかと考えています。