コートジボワールのクライアントの自邸です。
敷地は海岸のすぐ近くに位置し、面積が500㎡という恵まれた環境です。
防犯の配慮が高く求められるということから、ガレージからは直接住居に入る動線とし、敷地の周辺は高い壁で囲うことにしています。
このことから、1階は閉鎖的な空間になりやすいので、庭のプールと連続したリビングを計画し、エントランスホールからも視線が通るように、ガラスの間仕切りを通して庭が見えるようにしています。
2階は海岸が見渡せる絶好のロケーションなので、建物の周りを一周できるように廊下が設けられています。
そして、2階のリビングからはプールのある庭も見渡せるようにしてあります。また、2階には広く日当たりの良い大きなバルコニーも設けられています。この恵まれた敷地の環境なので、クライアントの要望もあり、屋上はフラットにしてパーティーなどで使用できるようにしてあります。
コートジボワールは一年中気候が温暖であるため、ガラスを多用した計画にすることにし、この結果、視線の抜けが心地よい、光溢れる、遊び心の詰まった魅力的な住宅になりました。