敷地: | 千葉県市川市 |
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用途: | 専用住居 |
設計: | 吉田明弘/STUDIO AK |
施工: | 野口建設 |
竣工: | 2017.08 |
2世帯のための住宅です。
旗竿形状の敷地ですが、奥の敷地にまとまった広さがあるのでゆったりとした計画をすることが出来ました。
もともとあった古屋の部屋と方位の関係を残したいとのご希望があったため、南西側に大きな吹抜けのあるリビングを配置し、クライアントのお母様に良い位置のお部屋を計画してあげたいとの事でしたので、ガーデニングがご趣味のお母様のため庭に面した一番位置の良い南の角に部屋を計画しました。
このプロジェクトでは、お母様と娘様が家事をスムースにこなせる様に家事動線を工夫して計画していて、浴室や洗面などを使用する主動線と洗濯やパントリーへの家事動線を完全に分けています。
年中行事にはご兄弟皆さんがお揃いになるとの事なので、家事の動線と主動線の分離はとても大切と考えたらです。
2階は若夫婦世帯のためのフロアーでリビングと子供部屋1室と主寝室、それとお二人の趣味の部屋を計画してあります。若世帯とお母様が分離してしまわないようにお互いの気配が感じられるよう、また適度なプライバシー確保が出来るよう、吹抜けを介して二つのリビングはつながっています。
広々としていて且つお互いの存在、家族の一体感がいつも感じられる、そんな住宅を目指して計画しました。