敷地 | 東京都品川区 |
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用途 | 専用住宅 |
設計 | 吉田 明弘 ⁄ STUDIO AK |
施工 | 株式会社東京組 |
竣工 | 2022.09 |
4人家族のための住宅です。
敷地が三角の形状で、エリアが防火地域の為に、木造ですが耐火建築物としなければならず、難易度がかなり高いプロジェクトでした。
敷地は10坪程ですが、ご家族それぞれの寝室をご希望でしたので3LDKとする必要があり、さらに小型の自動車を置くスペースも必要でしたので、これらの設計条件が更に難易度を上げました。
面積に平面的な制限があるため、垂直方向に空間を作り、各寝室はロフトベッドとして収納と寝るスペースを重ねることにしました。
廊下を作ることは出来ないので階段は家の中心とし、開放的な意匠にすることによって、空間の繋がりがスペースとしては最小限としつつも、ゆとりを感じさせるように工夫してあります。
前面の幹線道路がとても広いので、3階には大きな開口部を設け、広さを感じさせる光溢れるリビングを計画しました。
屋上スペースもご希望でしたので、眺めの良いルーフバルコニーも設けてあります。
東京の狭小・変形地における制約を建築的解決方法によって、敷地の持つポテンシャルを最大限引き出し、クライアントの要望を満たす住宅を実現することが出来たと思います。